ランナーズハイとは 多幸感をもたらすエンドルフィンが出ている状態に、内因性カンビノイドが関与している状態なのではないかと推測される。これは運動が精神に及ぼす様々な影響の中で、群をぬいて強烈な感覚。 ウォーキングではランナーズハイは体験できない。
運動で脳のメモリー遺伝子が若返り、脳の萎縮を食い止める。運動VS脳トレは、運動の方が圧勝。
脳は新しい体験をすると、脳の神経細胞同士のつながりが作られる。だから脳は非日常を好むのだ。
ひらめきは運動の後にやってくる。30分以上の有酸素運動がよい。疲れきるまでやらない。無理をすると数時間は創造性が衰える。
アメリカのネブラスカ州では1万名ちかい子供たちを対象にして体力(心肺機能、筋力、敏捷性)と算数と英語の成績の相関関係を調査した。体力的に優れていればいるほど、勉強の成績も高得点だった。運動すると海馬が成長し、集中力、決断力、ワーキングメモリーの能力が向上する。
毎日たくさん歩いた子はストレスを感じにくく、精神も安定していた。
18歳の時に体が鍛えられていれば、鬱になる確率が下がり、自殺が少なくなる。おそらく40歳くらいまでは健康である可能性が高いのであろう。
加齢による前頭葉の萎縮の進行は、カロリー消費と密接に関わる。運動する女性は、脳が3年ぶん若い。週にトータルで150分の運動が、認知症になるリスクを減らす。運動といっても、日常の範囲で体を動かす、毎日歩く、いつも階段を使うなど、小さなことの積み重ねが大切なのだ。
前回記事、運動脳(1) アンデシュ・ハンセン です。
https://nanten505.seesaa.net/article/499047525.html
運動脳 - アンデシュ・ハンセン, 御舩 由美子
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ラベル:健康