7万年前の南アフリカの洞窟の地層から、三日月型の石器、矢じりが発見された。この矢じりは樹脂に顔料を混ぜた接着剤が使われている。
これは、矢じりを作るための「言葉」が7万年前に既に存在していたという証拠とされる。
弓矢という武器は、矢じりと継ぎ柄を接着し、矢柄とまた更に接着させる。これは、言葉の階層構造ととても良く似ている。人間は、階層構造で物事を考えていく習性をもっているのではないか。
7万年前から既に何らかの言葉が存在していたのであれば、ホモサピエンスの歴史とはそのまま言葉の歴史なのだ。サピエンス以外の人類も
言葉を持っていたのかもしれないが。
その言葉の機能は、相互理解のためのコミュニケーションだけだと私は思っていました。しかし、言葉は敵あるいは部外者を作り出すための機能も持っているという言語学者の説明は、凄く衝撃的です。
伝えたい人にだけ伝わるように、伝えたくない人には伝わらないようにすること、部外者または敵を排除するのに言葉が有効になるというこ
とは、言葉が生まれた時から人間の排除が行われていたということ。人間の中でいじめやハラスメントがなくならない訳なんですよね。
ヒューマニエンス「“腸内細菌” 見えない支配者たち」第2弾
https://nanten505.seesaa.net/archives/202108-1.html
にほんブログ村
にほんブログ村
ラベル:テレビ