人間は、ブドウ糖が脳に届くことで、セロトニンやドーパミンなどの脳内ホルモンが出てしまい、それが報酬や多幸感を感じる原因になっている。その体のしくみは、変えようがない事実。糖は摂りすぎると糖尿病になってしまうけれど、足りないと低血糖で認知症や老化などのリスク要因となってしまう。あり過ぎても、なさ過ぎても困るものなんです。
番組内でも専門家の人がおっしゃっていましたが、人間らしさの原動力が糖なのではないか。野生動物はひたすら、食事をしているか、狩りをしているか、敵から逃げているか、休息しているか、その繰り返しになってしまう。人間の社会で、適度にブドウ糖が補給できるのは、とても便利でリーズナブルな状態。
それがなくなるのは、人間としての物足りなさを引き起こし、人間らしさを失うことになるのではないか、という見解が興味深かったです。
番組では、ハレとケのバランスが大事。普段はなるべく(砂)糖をとらないで、ごくたまのご褒美として味わって満足して、幸せと喜びを倍増させようという結論でした。
私自身も、なんとなくコンビニでお手軽にスイーツを買って食べてたらまずいのかなあ。自分は、何をどういうシチュエーションで食べるのが、自分にとって「最大のご褒美」なのか、喜びをどう得るべきなのか、考えなければならないと思いました。
人類の進化に必要だった思春期
https://nanten505.seesaa.net/article/202012article_8.html
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ラベル:健康