2022年09月22日

JR 米坂線・磐越西線の復旧の目途がたたない

 先月8月3日からの集中豪雨で被災した、JR米坂線と磐越西線の復旧の目途がたたないというニュースを見ました。私は電車に乗るのが大好きなので、両線とも乗っていますが、また乗りたいと思っていた二線の復旧の見通しが立たないと聞き、大ショックでした。まあ、観光で乗れない私なんぞ、生活の足となっていた沿線の皆さまに比べれば屁でもないわけなんですが。

 JR米坂線、日本海に注ぐ荒川という川沿いを山形県の米沢まで行く路線です。私は普段、信濃川という大河を見慣れているせいか、この荒川という小さな、谷川っぽい渓流っぽい、可愛い川沿いを眺めながら走っていける米坂線が大好きでした。埼玉県の荒川も実家に近いので、同じ荒川で親近感なのですが、両方とも荒ぶる川、氾濫しやすい意味が語源になっていそうな感じです。

 今運休しているのは坂町―今泉間で、米沢側が四分の一運行していますが、路線のほぼ四分の三が運休状態。ショックが大きいです。

 磐越西線の方は、阿賀野川(新潟県内での呼び名)ぞいを福島県の会津若松までの路線。阿賀野川は堂々とした大河でとうとうと流れています。阿賀川(福島県内での呼び名)も比較的大きな川で、私的にはこちらの見どころは、川よりも、標高2105mの飯豊山でしょうか。

 こちらは運休は福島県の山都(やまと)から喜多方間で一駅区間か、でも鉄橋崩落があるので、被害件数は少ないけど、復旧費用は高額かもしれません。

 米坂線のほうは、112カ所、磐越西線のほうは12カ所の被害。今は代行バスが走っていて、昨日のニュースでは廃線は両方視野に入ってないというJRの発表ですが、2019年度は米坂線が全区間で18億円の赤字、磐越西線は利用者が2000人未満区間で34億円の赤字です。

 見通しは決して楽観視できない。復旧費用が莫大なものになるとして、費用の一部を自治体負担を含め、地元と要相談、という状況です。

 新潟県は新潟港から佐渡島のフェリー、JR大糸線など、過疎化からくる人口減少にコロナが追い打ちをかけて、公共交通機関が危ういところが多いです。他県もそういうところがあるのかもしれませんが、悲しいですね。


今日の過去記事は、青空と残雪の山を求めて 新潟―会津 磐越西線
https://nanten505.seesaa.net/article/201804article_1.html


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posted by ひろん at 18:16| Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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