2022年05月14日

子どもの頭が良くなる方法 (2)

 前回紹介した、読書スピード3倍速を目指すというクリエイト速読スクールのカリキュラムを、SEGという中高生の塾で1995年から取り入れています。

 能力訓練と言って5日間の研修があるようです。このSEGは2018年度の東大合格者が121名という、非常にハイレベルの塾です。速読スクールに通っている時にこの塾の存在を知って、私に子供ができたら、このカリキュラムを是非やらせてみたい、と思い続けていました。

 都心のスクールに通うのは不可能でしたから、ユーキャンで通信教育が可能と知った時、迷わず決めました。効果は私自身が良く分かっていたからです。

 息子には小五の2月からはじめましたが、スクールでは12歳以上が入会可能になっています。10歳、11歳はご相談くださいと書いてありますし、あまり幼すぎても速読の効果は出ないと思います。小学校で習う常用漢字が全部読めるようになってからが、速読の効果がアップするのでしょう。

 通信教育で孤独に勉強を続けるのは、大人でもとても大変です。この速読法は、レッスン内容が1回目から10回目、20回目、40回目と、内容が微妙に変わりますが、ほぼ同じ構成の同じパターン。回を重ねるごとに新鮮味はなくなり、本好きでも、退屈でマンネリズムの極致です。

 自分の読書スピードが上がれば、モチベーションアップにつながりますが、そうでなければ、やる意味を感じられないかもしれません。ちょっとサボってしまえば、たちまち元のもくあみです。

 実際うちの子は、高1の時に、あまりの単調さにギブアップしました。レッスンをやるのが苦痛とまで言っていました。そこまで言うのなら、とレッスンを止めましたが、本人的にはあまり効果を感じていず、かなり苦痛だったようです。

 SEGの研修のように、5日間くらいで集中的にこなす方がよいのか? 私にもよくわかりません。誰かと一緒にやるのはいいかもしれませんね。

 いろいろな速読法がありますが、速読を途中で挫折してしまった人もかなりいると思います。それ以上に、速読?胡散臭いと思う人はもっといると思いますが、スクール代表の松田さんが公式ホームページの代表挨拶でおっしゃっていますが、このカリキュラムは、頭の基礎体力作り、情報処理能力を鍛えるジムです。

 前回にも書きましたが、読書スピードを上げる結果を出すには、速読のテクニックだけでは多分駄目なんです。「読解力」がある程度のレベルまで必要。その「読解力」を作るのが幼いころからの読み聞かせだと思っています。両方、一朝一夕では得られないものです。

 前にも書きましたが、うちの子は趣味では一切本を読まないので、本好きではありません。

前回記事ですが、子どもの頭が良くなる方法
https://nanten505.seesaa.net/article/202205article_2.html

過去記事ですが、言語性知能の遺伝率
https://nanten505.seesaa.net/article/202103article_9.html

<目と脳がフル回転>速読らくらくエクササイズ - 松田 真澄
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ラベル:子育て
posted by ひろん at 18:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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