私の文体診断結果は 一致指数ベスト1が紀田順一郎 ベスト2が遠藤周作でした。ホントなのか? 遠藤周作は大作家だし、子どものころ東京新聞に連載されていた、狐狸庵先生のエッセイが大好きだったんですが。本は読んでいないし持ってないけど(汗)。
興味が出てきたので下の二冊を図書館で借りてきました。遠藤周作はさすがの文章。大作家の風格もあり、エッセイは読みやすいし面白いんだけど、大正12年生まれの世代的ギャップがもろ鼻について全然共感できない。
男尊女卑甚だしい。大正生まれの方だからしょうがないんですけど。世代間ギャップをあまり感じないものを書き抜いてみました。子どもの頃はジェネレーションギャップがわからなかったんですねえ。
紀田順一郎の本は昭和58年の版で活字の書体が古く、凄く読みづらい。自分でブログ用に書き抜いてみたけど、やっぱりちょっと読みづらい。私の文章は似ているのでしょうか?「ですます調」と「である調」の違いだけなのでしょうか。たまに私も「である調」で書くことはあるんですが、自分では似ているように思えないんだけど。
紀田順一郎 生涯をかけた一冊 あとがきより
古書店の店を見ていると、生涯に一冊しか著作を残さなかったが、その本が群を抜いて存在感を誇っていると言う例に出くわすことがある。いったいどういう人が、いかなるきっかけで書いたのだろう―と思ったのが、本書執筆の動機であった。
さっそく十数冊ほどリストアップして、調査をはじめたが、ただ本を語るだけでは曲がないので、必ず著者の子孫か関係者に会って、執筆のいきさつを語ってもらうことにした。そのため、既に故人を知る人がいないケースは、リストから外さざるを得なかった。せっかく探し当てても、子孫が何も知らないと言う例も多かった。現代においては、人の業績はたった3代でも伝わらないものかと、暗たんたる気持ちにさせられた。
遠藤周作 ぐうたら社会学 異邦人との珍問答より
外国にのこのこ出かけていって、その国の言葉ができぬ経験は何度もやった。これは別に恥ずかしいことではない。外人は日本に来ても日本語を知らぬと、平気で英語や仏語を押し通す。日本人がその外人に対して懸命に、なれぬ英語で話しかけようとする。どちらがミッともないか、そばで見ているとはっきりわかる。
川奈ホテルのロビーで、あるお嬢さんがテレビを見ていた。すると1人の外人が葉巻をふかしながら横にやってきて、ソファーに腰掛けた。テレビではニュースをやっていた。韓国の兵隊たちが朴大統領の前で分列行進をやっている。兵士たちのあとを、女子学生たちが一団となって進む。お嬢さんは外人と2人きりなので固くるしくてならない。沈黙しているのは非礼だと思い、何か話しかければいけないのではないかと思うが、その英語がペラペラと出ない。
このロゴーンを知った時に、自分のブログの2つの記事をコピペして両方同じ結果だったんで信用したのですが、今日違う記事をコピペしてみたら結果も変わりました。浅田次郎さんとも似ているそうです。浅田次郎はむかし、鉄道員(ぽっぽや)を読みました。凄くシンプルでわかりやすくて情感のある文章だった記憶があって嬉しい。また浅田次郎を読みなおしてみます。
文体診断ロゴーン
http://logoon.org/
過去記事ですが、知性を磨く文章の書き方 木村治美
https://nanten505.seesaa.net/article/201805article_3.html
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ラベル:ひとりごと