太古の昔、人間は「踊る」という、一見無駄に見える?行為で、自分の生存力の強さをアピールして進化していたのだ。
踊ることによって、健康さ、体のキレ、栄養状態の良さを複数の異性に伝えることができる。
そもそも、野生の中では、踊るということは、目立つこと=敵に襲われる可能性が高くなること。無駄なエネルギーを使って、踊るために栄養(カロリーなど)を余計に摂らなくてはいけない。これはものすごく大変な事。この大変なことができる、ということはその個体の生存力を見せつけることができる。
確かに、鳥でも雄が雌に求愛のダンスをするものがいます。鶴のように、雄も雌も一緒に踊る鳥もいます。人間は雄が雌だけにアピールではなく、お互いにアピールしあうよう進化してきたのでしょう。また、踊ることによって、リズムや動きのタイミングなどでお互いの相性も計れたのかもしれません。
男女の性のためだけではなく、盆踊りのような、グループでの踊りが社会的結束を高める効果があるらしいです。仲間同士の同調と共鳴を生み出すことによって、人類は5~6万年前にアフリカを出て、危険を乗り越えながら世界に広がっていった。踊りで心を一つにして、生きていくための社会を作り続けてきたのです。
おそらく「歌」にも踊りと同じような効果があるのでしょう。声の大きさで肺活量が分かります。そして民謡は大漁や五穀豊穣の感謝などを表現します。だから教会や神事など宗教的なシーンで使われることも多かったのでしょう。
過去記事ですが、ダンス、人はなぜ踊るのか?途中から見たので番組後半の内容です。
https://nanten505.seesaa.net/article/202103article_7.html

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ラベル:テレビ