小学校(あるいは公立中学校)くらいまでなら、比較的成績がいい方になれる。国語だけは得意、というレベルも含めて。
語彙力がつく、漢字が得意になる、問題の意味を理解するのが速くなる。文章力、思考力、集中力がつく。
世界が広がる。自分にないものをもっている人の考え方を覗くことができる。これらは本を読まなくてもできるけど、速度や濃度が段違い。
感情や気持ちのコントロールができるようになる。情緒的な発達によい。
一生のうちに出会える人の数は限られているし、大人になると時間は意外とない。本を読む習慣はないよりあったほうが断然良い。
これらのメリットは大人になってからの読書にももちろんありますが、スポンジのような吸収力をもった子どもの方が効果が大きいです。
大人になると読解力がなくても問題のない職業の人も出てくる。世界を広げたり多様な考え方の必要性を本人自身が感じなくなる。視野が固定化されるというか。
本を読む子供が減っているのは、他に楽しいことが多すぎるからでしょう。動画、ゲーム、など。漫画はダメとは言いませんが、文章だけの本より敷居は高くないと思っています。
私は小学校に入ってから本を与えるのは遅すぎると思っています。小学校3年生になると自分の意志が出てくる。興味ないことはやりたがらないし、やらされると苦痛です。本に嫌悪感を持つようになってしまうと本末転倒。
小学校入学前から本に慣れる必要があるんですが、小学校低学年までの子は殆どが文章を読んで映像を頭に描くのは難しいです。私のような例外な子もいますが、読書の難しさがここにあると思っています。
映像を補う絵本や紙芝居が救世主になっている、と私自身が言い切れないのも悲しいのですが。大人が読書をしないのだから、子どもが自主的にやるはずがない、とも思っています。
過去記事ですが、絵本 ピンクとスノーじいさん 村上康成
https://nanten505.seesaa.net/article/201703article_5.html

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ラベル:子育て