2019年07月17日

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと(本)

 西原恵理子さんが反抗期の娘さんをネタにしつつ、お嬢さん宛てに書いたであろう優しさに溢れた一冊です。自分の若いころを振り返ってなんてバカだったんだろう、と西原さんの自虐と反省にすごく共感できます。十代二十代の女の子に伝えたいけど、自分もそうだったけどその頃って若さ=時間の貴重さが全然分かってないから理解できないんですよね。

=引用=
 ダメな男とつきあってもいいからそれを学習してね(すぐに別れてね)そうすれば優しい人のありがたみがわかるから。糟糠の妻にはならないこと。彼の夢を叶えるんじゃなくて、自分の夢を叶えて下さい。

 一人の男と長く付き合いすぎるとろくなことがないからね。女の一途は幸せの邪魔。真面目な子ほど一人の男を好きになりすぎて悪い所が見えなくなっちゃう。女の人にとって20代は大事な時期なのに、「この人はダメだ。」と気づくまでに三年四年はかかる。次の男と真面目に付き合うとそれでまた5年6年。気づいた時には30代。 だいたい二十七・八歳で第一次結婚ラッシュがやってくる。そこでできないと、「はい、グラウンドもう一周」女の人生マラソンは長いんだ。そこから先が。

=引用終わり=

 ほんとほんとうにその通り!一人の男と長くつきあいすぎるとろくなことがない!女の人が結婚したくない、というなら別ですが、独身女性の時間をズルズル奪って平気なオトコというのはそれなりに自分勝手なヤツだなあと思います。古今東西で言い古されていますが、若さの貴重さは若い時には解らないのですよね。

 女性の二十代は一生で一番忙しい。仕事、キャリアのための勉強・恋人または家族への時間。女性は出産リミットもあり、一生で一番時間を大切にしなければいけない大事な時期だと思います。全部三十代以降でもできるけど、拗らせてしまうこともあり、体力的にも精神的にも断然若い方が有利ですよ。

 彼氏にしても離婚ならなおさらでしょうが、一度大好きになった人だと中々スパッと切り離すのは至難の業です。情も湧くしね。ダメな男(ここは女と置き換えてもいいでしょう)を学習したら、男女ともに、自分を大切にする、ということを最優先してほしいですね。

 愛情か、執着か、よくわからないけど恋愛って自分の我慢と嬉しさの落差が激しい方が気持ちを強く揺さぶられるんですね。穏やかな愛情なんて、家族といるのと大して変わらないし。

 西原さんの壮絶な人生、大学受験の日の育ての父の自殺、旦那さんのアルコール依存症、DV、小さな子供を抱えての癌死の看取りと西原さんに比べれば私なんて相当恵まれた人生ですが、自己中な彼氏に泣かされ、煮え湯を飲まされたおバカな二十代の反省から、私に娘はいないけど、若い女性に伝えたいです。

毎日かあさんの西原理恵子さんの家族観(インタビュー)↓
https://nanten505.seesaa.net/article/201801article_9.html

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと
女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと


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posted by ひろん at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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