私が見た前作は字幕スーパーでした。 今回は最寄りの映画館が吹き替えのみだったんですが、吹替がかなりいい。 ほとんど前回のキャラの声を使っているようで、前回もかなり評判が良かったんですね。 黒木瞳さんのヘレンはドンピシャではまってたし、三浦友和さんのボブ役もかなりお上手でびっくりしました。 8年前のアリエッティのお父さん役があんまり上手じゃないなあと思ってたんですが、感情の起伏がない役だったからでしょうか。アメリカ人風というか、洋画の吹替風の喋り方が良かったです。
この映画の魅力はキャラクターの魅力ですね。 怪力なんだけど子供やお年寄りにとても優しいお父さん、頭が切れてアクションも体も自由自在に伸縮するけど、正義と法律の狭間で自信を持って行動できないお母さん、スーパーヒーローなんだけど、育児と仕事の両立に悩むごく普通の人として描かれています。悩める普通の人と、アクションシーンとのギャップが凄い楽しい。 キャラクターが全員、脇役すら立ってて本当に愛すべき人達です。
特に今作は女性陣が大活躍。 主人公はお母さんヘレンだし、娘のヴァイオレットも前作の陰キャ(陰気なキャラクター)から強くて逞しい女の子に成長していました。 ヴァイオレット役の綾瀬はるかさんも前作のくぐもった声から、お腹から発声している力強い声に変っていて成長を表現しています。 スーパーヒーロー衣装デザイナー役のエドナ・モードも大好き。 意識高い系芸術家だけど、セリフがイチイチ面白い。
今作はエヴリンというかっこよくて魅力的な女性技術者が出てきて、ヘレンと本音の女子トークを繰り広げます。 聞いていて私は楽しかったのだけど、男性や子供はどうかな?
パート1がテレビでやっていたので久しぶりに見ました。 見てから気づいた。 パート1のエンディングがそのままパート2のスタートになっていた。 映画の中で時間の経過がないなあ、と思ったけど、やっぱりその直後でした。
個人的には次男ダッシュと赤ちゃんのジャックジャックが、もっと戦闘シーンで大活躍してほしかったのですが、ちょっと尺がたりなかったのでしょうか。 お留守番のジャックジャックとアライグマの戦闘はなんじゃそら?って感じで変です。 そこだけがちょっと残念でした。
にほんブログ村
にほんブログ村
ラベル:映画