ミルキー杉山という冴えない探偵が、仲間や奥さん、自分の子どもたちの知恵や力を借りて、事件を解決するお話です。 事件編には事件を解く鍵が挿絵や文章に隠されていて、よ~く読むと、子どもがミルキー杉山より先に犯人が分かるかもしれません。 保育士ですが切れ者で頭のよい奥様はなぜかミルキー杉山と別居中。 犯人探しには協力するのですが、ミルキー杉山の探偵の仕事はあまり好きではないみたいです。
敵役も美しく賢い女泥棒、ミス・ラビットや変装が得意のダンディなフランス人、怪盗ムッシュなど、型にはまっていながらも楽しいキャラクターたちが脇を固めています。 挿絵の中川大輔さんのおかげでしょうか。 流石に低学年向けなので、私が読んですごく面白い訳ではないですが、謎解きや挿絵を見るのは結構楽しかったですよ。
私が一冊だけ、かいけつゾロリを読み聞かせましたけど、本人に興味がまったく湧かず後が続きませんでしたが、このシリーズは小6まで図書室から借りていました。 低学年向けみたいなので、まだこんな絵本みたいなの読んでる、と呆れましたけど。
ミルキー杉山、絵本から児童書へ誘導するシリーズとしてお勧めです。 同レベルなのは上のかいけつゾロリやルドルフとイッパイアッテナ、このあたりはアニメや映画になっているので良いのではないでしょうか。 両方うちの子は駄目でしたが。 数うちゃあたるだろうと、とにかくいろんな作品を手当たり次第読み聞かせていました。

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ラベル:子育て