8月のロードショーの番宣で、新海さんの描く風景に一目惚れ。アニメは結構好きなんですが、この監督さんの作品は初めて。 たぶん写真をCG加工しているのでしょうが、幻想的だけどリアル、の調和とバランスが素晴らしく、美しいです。リアルにありそうで決してない美しさ。 世界がとてもキラキラしていて、この映画の帰り道、雪が降る雲の切れ間の青空がすごく美しく見えて感動しました。
この映画は若者向けなのでかなり展開が速く、中盤にはジェットコースター的展開になり、時間軸もおかしくなるので初回は見ていて「えっ?えっ?」と混乱して頭痛がしました。 ストーリーはかなり強引な無茶ぶりとおかしな、展開や時間の流れなのですが、最終的にはまあ、SFなのねえ、と無理やり納得せざるを得ない結末。 途中のアレはなんだったのか? 私的にはキュンキュンできるラブストーリーを求めていたので、ハッピーエンドは良かったです。 このハッピーエンドのために、納得できない点は目をつぶりましょう。 この監督さんの少ないハッピーエンドの作品らしいですし。 キャラクターデザインも本当は好きなタイプの絵ではないのですが、まあ許せるレベルでしょうか。
神木くんの瀧くんは本当にうまくて、彼以外の瀧君は考えられないほど。三葉が入っている時の声なんて、ちょっとオカマっぽいけど乙女していて可愛かったです。借りぐらしのアリエッティの時は、志田未来ちゃんが意外と上手だなーと思っていたのですが、翔役の神木君はまあ、フツーかな。と思って観ていました。病弱の静かな感情の起伏のない役だったからかもしれません。 今回は演技の幅も広がって成長しましたね~。
Radwimpsの歌も良かったです。4曲はちょっと多いかな。 1曲外して説明不足のストーリー展開を入れてほしかった。夢灯篭要らなかったかな。オープニングの流れ星の映像とリリックな音楽の美しさ。前前前世で男女入れ替わりの物語がスタートする躍動感。リズムに合わせて信号が赤青黄と点滅するのもリアルでは変だけど、アニメならではの表現。 登場人物がリズムに合わせてテンポよく動くのも、アニメならではですね。エンディングも歌詞が本編とリンクして切なさをクライマックスにします。この3曲は素晴らしいです。
なんかストーリー的にはハチャメチャでツッコミどころが余りにも多いので、あまり触れずにいきます。えーっと、泣けるか?というと、私も泣いてないし、周りにも泣いてる人いなかったように思うのですが。 美しい映像とテンポ良い会話と胸キュンのストーリーで幸せな映画でした。 ノベライズされてるみたいなので、これも読んでみたいです。これはアナザーサイドストーリーで、映画の原作を補完している部分があるみたいなので、これを読んで三度目もまた行っちゃおうかな。と思っています。
前々回の、今の目標、という記事で、気持ち玉をいくつか頂くことができました。ブログを書くモチベーションが上がり、励みになります。ありがとうございました。
こちらは映画に忠実みたいですね。
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過去記事ですが、アニメ映画 この世界の片隅に (ネタバレなし) レビューです↓
https://nanten505.seesaa.net/article/201701article_4.html