私自身、年齢を重ねて賢くなったことの一つに、他人の欠点がすぐに気が付いてしまう、という点があります。多分私の記憶の中に、いろいろな人のいろいろな性格と行動パターンが蓄積されているからでしょう。
若い時はそれらのことに気が付かなかったし、自分自身の経験不足から、他の人の話にも熱心に耳を傾けていました。しかし中年以降、他の人の話を熱心に聞いても自分の役にまったく立たないということが分かってきて、つまらない話を聞くことが苦痛になっています。
でも人間って老いも若きも、そもそも自分が話すことが大好きですね。自分自身もそうなので、だからブログなんてやっているんですが。
他人の欠点にすぐ気が付いてしまうと、必然的にその人のことを尊敬できなくなくなってしまうということに、今更ながら気が付きました。
自分自身も欠点だらけなんです。自分のことを棚に上げまくる事実も重々承知なんですが、他人を尊敬できないという点は、如何ともしがたい。年齢を重ねると友人が出来なくなる、というのは、経験から他人の欠点がすぐ目についてしまうのも理由なんでしょう。
しかも、お付き合いが長くなると、特に年上の方々は、認知症とまで行かなくても、他人への配慮ができなくなる人もいます。以前はそんなに目につかなかったのに、最近気が付いてしまう。お互いに年齢には抗えないのかな、と思うと悲しいですね。
今日の過去記事は、嫌われるのも心の通じ方のひとつ
https://nanten505.seesaa.net/archives/20230630-1.html
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