10月の中旬のお昼前の11時ごろでした。小さめな柴犬っぽい大きさ。猫や狸より大きい。耳は大きく、顔は三角。猫は顔が丸いので明らかに違います。全体がうすめの油揚げのようなキツネ色で、黒い部分はない。しっぽが太く、ふさふさのもふもふだから、やっぱり猫じゃない。しっぽの先が白かったのはよく覚えています。
鳥を見るようになってから、動体視力が上がっているのが分かります。2秒くらいの一瞬の出来事でしたが、顔と耳の形、全体の色、しっぽの大きさなど一瞬でキツネとわかりました。
道路を右から左へ横切り、しなやかに走ってジャンプして、田んぼの背の高い草むらに飛び込んだ姿は、犬というより猫っぽい動きでした。キツネってイヌ科なんですが、猫との共通点がかなりあるらしいです。
地元のキツネの民話を聞いたことがあるので、昔はいたんだろうくらいに思っていましたが、今でもいるの? この目で見て、とても驚きました。河川敷をねぐらにするホンドギツネが全国にいるそうです。私が見たのは信濃川の近くだったので、河川敷がおうちなのかな?
検索してみると、新潟市の潟のデジタル博物館というホームページがあり、潟の生き物図鑑というページにキツネがのっていました。潟とは池みたいな沼みたいな水場ですが、新潟市は湖のような巨大なものから沼っぽいものまで様々な形の潟があります。
北区の福島潟や西区の佐潟でホンドギツネの生息が確認されているようです。河川敷や潟にいるんですね。ネズミや鳥、それらの卵、ヘビやカエルをたべているらしい。肉食よりの雑食で、果物や虫も食べられるようです。
キツネは本来、夜行性のようですが、昼間狩りをするものもいるそうです。おそらく稲刈りが終わって人が田んぼからあまりいなくなったので、油断して昼間出てきたのではないでしょうか。
きつねのかみさまという絵本がありますが、本当に神様を見たような気がします。お稲荷さまだから、神様ですよね。
今日の過去記事は、イルカ大好き! 御蔵島の野生のイルカ
https://nanten505.seesaa.net/archives/20181023-1.html

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