物質系 (合成)麻薬、薬物、アルコール、スイーツ(砂糖)、チョコ、お酒
行為系 ギャンブル、株、ゲーム、スマホ(ネット)買い物 仕事、性行為など
これらはアディクションと呼ばれています。それがないと自分のストレスを抑えきれず、それに没頭することで自分のストレスから逃げられる働きを持つもの。
そしてその怖さに気付いている方は少なく、また気づいたときには時遅しとなっている場合が多いのが実情です。
(あまり)病気をしない暮らし(仲野徹)より引用
大阪大学の医学系教授の方が書いた医療エッセイという感じの本です。タイトルが直球ですが、病気の避け方が具体的に書かれているわけではありません。最新の医学見識を基にしたエッセイの中で特に興味を惹かれたのが、アディクション(依存症)についてでした。
(以下引用)
詳しいメカニズムが解っていないので、それぞれの依存症で異なっている可能性もあります。しかし、ざっくりいうと、依存症とは、脳内に新しい快楽のネットワークができてしまう状態であるということに、間違いはなさそうです。
アディクションなんか関係ないわ、と思う人がほとんどかもしれませんが、それは間違いです。遺伝要因、環境要因などいろいろあって、なりやすい人となりにくい人というのはあります。けれど、アディクションの根底にあるのは「幸福感を得たい」という欲求を意のままに満たそうとする渇望であり、企てである。けっこう本能に近い物です。(引用終わり)
幸福感を得たいという欲求、まさに人間の本能ですね。最初の旦那さんをアルコール依存症で亡くされていた、西原理恵子さんが著書で言っておられたらしいのですが、アル中とは、大量の飲酒をしているうちに、ある日その人にだけ、お酒が覚せい剤になる病気だそうです。コンビニで¥200で覚せい剤が買えるという状況も恐ろしい状況です。
アルコールに限らず、上の物質系、行為系のものたちが、ある日、突然覚せい剤になってしまうのがアディクションですね。
お釈迦様の言う、「渇愛」ですね。のどが渇いて水を求めるように激しく執着すること、身体、精神的な渇き、欲望、貪欲をさしている(Weblio辞書より)
アディクションにならないために、注意すること、これはもう、正しい知識を付けるしかない、と仲野さんも言っています。要はどこからヤバイのか、分かっていないからアディクションになってしまうので。対象がたくさんありますので、それぞれの対象ごとに知識が必要ですね。自分がハマリそうなものだけの知識で構わないでしょう。
過去記事ですが、人間にとって一番危ないのが依存
https://nanten505.seesaa.net/article/202009article_2.html
(あまり)病気をしない暮らし - 仲野徹
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ラベル:健康