2021年06月25日

最も幸せから遠い国、モルドバ

 (引用)幸福学研究のゴッドファーザーとして知られるオランダの社会学者、ルート・フェーンホーヴェンは、「世界幸福データベース」を主宰している。同氏が幸福度の見地から全ての国を精査したところ、最も幸せから遠い国になったのが、モルドバだった。

 元ソ連に属していた、ほとんど無名のこの国が、この疑わしくも不名誉な地位を得た根拠は何か?

 モルドバ人は、互いをまったく信用しないということだ。モルドバ人の生活のほぼ全ての面で信頼が欠如している。作家のエリック・ワイナーによると、あまりに多くの学生が教師に賄賂を渡して試験に合格するので、国民は35歳以下の医者には掛かろうとしない。医師免許は金で買っていると考えるからだ。

 ワイナーは、モルドバ人の意識を一言で表した。「私の知ったことではない」

 この国で集団の利益のために人々を一致団結させることは到底不可能だ。だれも、他者の利益になることをしようとはしない。信頼感、協調心の欠如は、この国を利己主義のブラックホールに変えてしまったのだ。人々の不品行は感染性だ。瞬く間に蔓延し、じきに誰もが悪だくみをするようになる。

 確かに個人的な誤魔化しは利益をもたらすかもしれない。しかし、他の人も誤魔化すようになるのは時間の問題だ。そして誰もが泣きをみることになる。モルドバの調査を行ったフェーンホーヴェンは言う。社会の中であなたが置かれている場所より、その社会の質の方が問題だ。(引用終わり)

このモルドバの話を読んで、前回記事の「生き心地のよい町」を読んでみたいと思ったのです。

過去記事ですが、上記引用元「残酷すぎる成功法則」の記事です。

時間もプレッシャーもかからない人脈作りの5ステップ
https://nanten505.seesaa.net/article/202106article_3.html



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2021年06月21日

地球で学ぶ、魂の共通課題

 私たちが地球で学ぶ共通課題はなんだろう?そんな疑問を抱いていましたが、この本の自殺予防因子5項目を何気なく見た時、激しい衝撃で目を見張ったまま15秒ほどフリーズしました。これじゃないか! 

「生き心地のよい町 この自殺率の低さには理由がある」

 自殺率が低い街、徳島県海部町、このありふれた町が全国屈指の自殺率が低い街で、島を除けば一位。この町の何が、これほど自殺の発生を抑えているのか?

 自殺予防因子がコミュニティと住民気質に鍵があると直感した著者の、4年間にわたる現地調査とアンケートなどのデータ解析、町の精神科医の見解などをレポートしたものです。著者は当時、慶応義大 大学院 健康マネジメント科の学生、岡 檀(おか まゆみ氏)当時は社会人経験者の学生だということでした。

その自殺予防因子5項目とは、()内は私の補足です。

① 多様性重視 (いろんな人がいたほうがよい)
② 人を見る確かな目を養う (話す言葉ではなく、行動をみよう)
③ 自分を卑下しない。(自分を大事に、大切に)
④ 病は市に出せ (自分が非常にストレスを感じる原因、感じている気持ちは、周囲に広く訴えよう)
⑤ ゆるやかにつながる (人間関係が固定化されると、失った時の喪失感が大きい)

私の感想ですが、
① 多様性重視、性善説のみの世界にいられればいいのですが、性悪説にたつ場合、きれいごとなのでしょうか。性悪も含めて、多様性を重視するということでしょうか。言葉にするとなんか薄っぺらくなりますね。
② 性悪な人もいます、ということでこれは学ばなければいけない重要なポイントですね。
③ ④ ⑤は思考と行動の両方ですが、ひとによってはなかなか簡単にはいかなそうです。

 この①から⑤は、「自分」レベルの学びの最低ラインかもしれません。レベルが上がれば、家族、コミュニティ、地域、国・・など、どんどん意識と行動を巨大化させていくべきなのかもしれません。

過去記事ですが、あなたの一日が世界を変える 今日が輝く10の問いかけ
https://nanten505.seesaa.net/article/201704article_3.html

生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある - 岡 檀
生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由(わけ)がある - 岡 檀


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2021年06月19日

NHK ヒューマニエンス「“出産” ヒトは難産を選んだ」再放送

 先日私が記事にした、NHK ヒューマニエンス「“出産” ヒトは難産を選んだ」再放送があります。

過去記事ですが、ヒューマニエンス 出産 ヒトは難産を選んだ

 人間の脳の大きさ、これが難産の原因だとどこかで教えてもらいました。この脳の大きさ故、生まれてくることが可能なタイミングが決定された。だから人間は他の哺乳類と違って、赤ん坊は産み落とされてすぐは、歩くことどころか、立つことさえできない状態であると。
https://nanten505.seesaa.net/article/202104article_8.html

番組紹介 NHK番組HPより
 繁栄の根幹「出産」。なぜか哺乳類でヒトだけが、命がけで何時間も叫び声を上げるほど“難産”だ。ヒトは二足歩行で骨盤の穴が狭くなる一方で、脳の巨大化でより難産となった。しかし難産の苦しみこそ、仲間で育児をする仕組みを生み、発展の原動力になったという。さらに難産を乗り越えるためのホルモン、狭い産道を通り抜ける赤ちゃんの驚きの進化、母から子に受け継がれる細胞の最新研究も紹介!難産の苦闘の意味を妄想する。

 6月21日(月)午後11:45 放送予定へ


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