この本は85歳の時に出版されたもので、お年寄りの周りの人間関係あるあるといった感じのエッセイです。
(引用)主人が亡くなって半年ほどはろくな食事をしていなかった。自分だけならどうでもいいや、という気持ちで、台所にたつのが面倒になりました。自分はあんなに料理を作るのが大好きだったのに、一人になってもちゃんと作って食べるだろうと思い込んでいたので、自分で自分に裏切られたようでした。
なぜ、こうなってしまったのか?私は姑や夫の好きなものを作ってあげたい、と一生懸命料理をしてきた。自分のためではなかったということにようやく気付いたのです。(引用終)
私なんて一人の時、いや、子供と一緒でも食事はカップ麺や冷凍食品チンですよ。旦那のために作っています。私は自分がそうなるのは独身の時からわかっていたけど。吉沢さんはお子さんがいないようですが、お姑さんがおられたようですし、一人の食事がなかったのかしら?
吉沢さんは旦那さんの死後半年以降は、バランスの良い丁寧な和食をご自分で作っておられた。だからこその長生きですね。
自分一人になった時の食生活がどうなるのか、ということは密かに自分自身も怖れていることです。
下の過去記事の清川さんと吉沢さんの共薯のエッセイがあったのを思い出しました。読んでみたいな。
過去記事ですが、エッセイを書くコツ (清川妙)
https://nanten505.seesaa.net/article/201809article_4.html

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ラベル:生活