2021年05月06日

NHKドキュメンタリー ヒューマニエンス「“がん” それは宿命との戦い」

 がん遺伝子にも何か役目役割があるんだろうと、うすうす思ってましたが、生命誕生と生命維持に深く関わっていたとは驚きました。病気のがんは多細胞生物がもつ宿命。単細胞生物は、がん遺伝子を持っていないからです。

 生命誕生の瞬間、精子が卵子に着床すると、がん遺伝子は卵子の表面を壊して精子の入り口を作ります。そのおかげで精子は卵子の中へ入っていき、受精が行われるのです。

 また、がん遺伝子が細胞分裂して細胞を増殖させているので、がん遺伝子無くしては成長は有り得ない。その上、ケガが治るのもがん遺伝子の細胞増殖のおかげです。

 細胞は増殖するとき、遺伝子をコピーしますが、エラーをほんの少しの割合で出します。完璧にコピーすると、何かの状況の時に全滅する可能性があるからです。このエラーが多様性につながり、時間をかけて環境に適応できれば進化となります。

 この細胞分裂時のエラーが大きなものが、がん細胞になりますが、清く正しい規則的な生活をしていても、多細胞生物なら日々生み出されるものです。そして免疫力ががん細胞を攻撃して消滅させてくれています。

 だから免疫力を落とす行為をやめて、上げる行為をしましょう、ということでした。

 この番組ではいくつかの、がんの治療法の研究にも触れていましたが、誰でも受けられる治療か、受けられる場所が限定された最新の高額な治療か?私には分からなかったのでブログでは取りあげないことにします。

 再放送があるようなので貼っておきます。

「“がん” それは宿命との戦い」
生涯に2人に1人がなる「がん」。実は私たちは、生まれながらに「がん遺伝子」を持ち、命を紡いでいる。例えば精子と卵子の受精の瞬間でも、体を成長させるために細胞が増えるときも、若さを保つ新陳代謝のときも「がん遺伝子」は欠かせない。時に命をはぐくみ、時に命を奪う「がん遺伝子」。それは37兆の細胞がコミュニケーションする多細胞生物の宿命でもあるのだ。細胞社会の秘密をひも解き、がんと戦うヒントを妄想する。

5月9日(日)午後4:00ほか 放送予定へ

過去記事ですが、脳科学的に引き寄せの法則が存在する!

ヒューマニエンス 49億年のたくらみの脳の回のお話です。
https://nanten505.seesaa.net/article/202012article_5.html



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ラベル:テレビ
posted by ひろん at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | テレビ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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