無意識の働きをコントロールする方法として、恐怖を感じた時の脳の働きを解読する装置FMRI(ファンクションエムアールアイ)という機械を使っていました。被験者が機械の中で映像と、自分の脳の反応の両方を見ることができる機械です。
映像はコマ送りで、間にサブリミナルの怒った男の人の画像をはさみます。サブリミナルなので、意識では恐怖を感じませんが、無意識ではちゃんと恐怖を感じています。その恐怖の大きさを〇の大きさで自分で見ることができるので、被験者には〇の大きさを小さくする努力をしてもらいます。自分の好きな景色や、好きなもの、スイーツとか人とかを思い浮かべてもらいます。そのうち、被験者は〇を小さくする、恐怖を抑えるコツをつかんでいくそうです。
この実験と同様の治療を、PTSDとか鬱の人にしてもらうと、フラッシュバックの症状が三か月で4割くらい改善されるそうです。
まあ、自分には直接に縁のない治療ですが、私自身は今までサブリミナルの効果を結構バカにしていたのですが、本当に効果があるんだということと、この実験はFMRIがなくても昔から脳内で個人的にされていたのがメソッド化しているんだとゲストが言っていたことが印象に残りました。
もう一つ、驚いたのが、脳科学者の人が引き寄せの法則を脳科学的に肯定していたことです。ゲストで来ていた玉川大学脳科学研究所の教授の松田哲也氏によると、イメージを持つ、夢をもつと、脳が自動的に目標に向かう。自分が夢の方向へ全力で向かわなくても、自然と人が無意識にそちらの方向へ動いていく。情報をキャッチしやすくなったり、周囲にアピールしたりして、情報が入りやすい環境になる。意識も無意識も両方が目標にロックオンしてくれるということですね。
引き寄せの法則がスピリチャルな与太話から脳科学で実証されているのが分かったことは私にとっては非常な驚きです。
過去記事ですが、目標は、紙に書けば成功する
https://nanten505.seesaa.net/article/202009article_6.html

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ラベル:自己啓発