2020年11月16日

原始の神経細胞は腸の中から現れた!

 前回に引き続き、50歳からの腸にやさしい食べかたより引用です。地球で最初に現れたニューロンと呼ばれる神経細胞は、イソギンチャクやクラゲなどの腔腸動物の腸の中から出現しました。腔腸動物は脳がないために、腸で様々な判断を下しているらしい。

 私は常々、人間は脳だけで考えたり感じたりするのではない、と思っていたので、脳がない生物はとても興味深い。餌に近づく、食べる、敵から逃げるくらいはクラゲでも考えて判断しているはず。脳ではなく腸で。腔腸動物ってまず口と肛門が分かれていないらしく、食べ物を入れて消化して排出する出入り口は一緒なんだそうです。

 全ての脊椎動物(魚から爬虫類、鳥、動物、人間まで)の発生中期(尾芽胚の頃)の胚の形は全てよく似ているのは有名です。人は受精後に魚から人間に胎内で進化していると言いますが、魚になる前にクラゲになっているのでしょうか。

 人間も脳が壊れても腸でそれくらい判断ができるのでしょうか。それは無理か。人間は脳がないと食べ物を認識できないかな。進化の過程はとても面白いです。

 ピンピンコロリは腸から。病気をしないためには免疫力を高める必要がありますが、免疫力の7割は腸で決まります。それを決めているのが腸内細菌なのです。

 ナチュラルキラー細胞という免疫細胞の名前は有名ですが、この免疫細胞は癌細胞を、いちはやく攻撃して阻止する。もっとも重要な免疫細胞です。笑うだけで活性化するので、心のもちかたで免疫力が変わるのです。

過去記事ですが、乳酸菌で豚の性格が変わる?
https://nanten505.seesaa.net/article/202011article_5.html

医者が考えた 50歳からの若返る食べ方 - 藤田 紘一郎
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2020年11月13日

乳酸菌で豚の性格が変わる?

 前回に引き続き50歳からの腸にやさしい食べかたです。乳酸菌が体にいい事はよく知られていますが、中国の実験で面白い物がありました。人間と腸内細菌のの割合が同じような豚に乳酸菌を与えたところ、与えた豚と与えない豚に性質(性格)の変化が大きかったというのです。

 与えた豚はとてもおとなしくなったが、与えない豚はうるさく騒ぎまわるそうです。与えた豚のほうが病気も少なく健康で、肉質も良かったらしい。腸内細菌が善玉菌を増やし、幸せホルモンのセロトニンを作って豚の性格を変化させたという結論になりました。

 腸内環境を整えるためには腸内の善玉菌を増やさなければなりませんが、そのエサとなるのが食物繊維とオリゴ糖、発酵食品なのです。

 食物繊維には水溶性と不溶性がありますが、両方とも体に不可欠なものです。
水溶性食物繊維は、昆布やワカメなど海藻類、豆類、果物
不溶性食物繊維は、穀類、野菜、豆類、に多く含まれています。

 和食には発酵食品がいっぱい。納豆、みそ、しょうゆ、かつおぶし、豆乳、とうふ、ゆば、漬物、西京漬、甘酒。積極的にとりましょう。

 腸を汚くする油に、トランス脂肪酸があります。分解や代謝に大変なエネルギーと時間と大量のビタミンとミネラルを消費します。体に良い脂肪酸の機能を妨げ、活性酸素を発生させます。また、脳への影響が大きく、アルツハイマー病の一因となっているという報告もあるそうです。

 トランス脂肪酸の多い物に、ファストフード、インスタント食品、コンビニ弁当、お菓子と菓子パン、市販のマヨネーズとドレッシングに使用されている油にも注意が必要です。

 体にいい油はお魚に含まれるDHA、EPA。シソ油、えごま油。これらがオメガ3系とよばれます。次に有効なのがオメガ6系で菜種油、オリーブオイルに含まれるリノール酸です。

前回記事ですが、50歳からの腸にやさしい食べかた
https://nanten505.seesaa.net/article/202011article_4.html

 前回記事の中に酸素を含む食材の中心は野菜、38度以上になると壊れてしまうので、生野菜がよいと書きましたが、コブサラダが50代以降にはよさそうです。

過去記事ですが、コブサラダってダイエット向きなのね
https://nanten505.seesaa.net/article/201909article_9.html

医者が考えた 50歳からの若返る食べ方 - 藤田 紘一郎
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posted by ひろん at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月11日

50歳からの腸にやさしい食べかた

 年齢を重ねるとともに便秘は酷くなると、おばあちゃんのかかりつけ医の先生も言っていました。近年、どんどん「腸はスゴイ!」のが明らかになっていますが、この本でも新しい発見がありました。

 まず、幸せホルモンのセロトニンの9割が腸で作られ、貯蔵されているそうです。セロトニンが不足すると鬱になりやすくなるらしい。腸は食べ物を消化するだけではなく、人間の感情までコントロールする重要な物質のほとんどを作っているのですね。

 日本人の約8割は便秘または下痢でよい排便ではないらしい。腸を活性化させるエンジンのガソリンは、50歳くらいまでは糖質(主に炭水化物)です。しかし50歳前後からガソリンは酸素になっていきます。酸素はやや高めの37度くらいで活発に動くので、50歳を過ぎると体を冷やすのは禁物です。

 酸素を含む食材の中心は野菜。38度以上になると壊れてしまうので、生野菜がよいそうです。また、糖質を摂りすぎると身体に悪影響を及ぼす活性酸素が増えるので、糖質の量を減らしたり、いも類や玄米など食物繊維と一緒に摂れる糖質のものをこの本ではすすめています。

 身体に悪い活性酸素は、電磁波でも発生します。ICカード、スマホ、パソコンなどです。食品添加物も活性酸素を発生させます。

 運動ですが、50歳をすぎると筋肉や関節に過度の負担をかける運動はやめたほうがいいらしい。筋肉痛になるような運動ですね。活性酸素が多く発生するそうです。

過去記事ですが、幸せホルモン、セロトニン
https://nanten505.seesaa.net/article/202001article_5.html

この本を読んでないんですが、タイトルの本をAmazonで取り扱っていないようで、同じ作者のこの本が似たような内容なのではないかと思いました。

医者が考えた 50歳からの若返る食べ方 - 藤田 紘一郎
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posted by ひろん at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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