2020年09月28日

脳の「やる気を全開にする」コツ

 脳のエンジンをかける方法です。やらなければいけないことにも使えるでしょうか? やらなくてもどちらでもよいけどエンジンがかからない時に使えそうかな?と思ったのですが、やらなければいけない義務の作業にも使えるかもしれません。

 ①簡単にできることから手を付ける これは、やる気ゼロでもこれくらいならできる、というレベルです。作業を超ミクロに小分けするのもよさそうですね。脳は達成感を味わうのが大好きなのでこれでエンジンがかかればしめたもの。

 ②身の周りのものをかたづける 作業するべきことがあるなら、作業に必要なものだけを出して目の前に並べる。それ以外は遠ざけて視界にいれないようにしましょう。チラっとでも見てしまうと脳は刺激に反応してそちらに神経がむかってしまいます。

 これは、何歳になっても脳は進化する!脳神経外科医の林成之さんの本からの抜粋です。

何歳になっても脳は進化する!: 冴える、わかる、はかどる! (単行本) - 林 成之
何歳になっても脳は進化する!: 冴える、わかる、はかどる! (単行本) - 林 成之

過去記事ですが、集中力を高める方法
https://nanten505.seesaa.net/article/202009article_1.html


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2020年09月26日

シニアのためのなぜかワクワクする、片づけの新常識

 タイトルに「シニアの」とつきます。若い世代にはちょっとあてはまらないかもしれない。だけど私にはすごく参考になった本です。

 筆者の収納アドバイザーの古堅純子さんは依頼主に、「捨てましょう、捨てて下さい」となるべく言わないのをモットーにしているそうです。その代わり、依頼主が涙を流して喜ぶ素敵な空間を一つ作る。喜んだ依頼主はその空間を維持するためや、周囲を元に戻さないために自らどんどん物を手放していくようになるそうです。

 わかるわー、私も初めて実家を出て引っ越した時に、スッキリした新しい綺麗な部屋に感動しました。必要なものだけのすっきり整理された空間の心地よさを一度知ると、安らぎや快適さがモノだらけの部屋と段違いですから。

 ここからは引用です

片づけを楽しみに変える、「夢と希望」大作戦

 この家で暮らす人に、「何をしたいか?」を聞きます。きれいに片づけるのが目的ではなく、片づけることによってできる空間で、何をしたらワクワクできるかに焦点をあてます。この家をどうしたいのか 何をやりたいのか どういう空間にすればワクワクできるのか? モデルルームみたいにしたい。ホテルのようにしたい。でも重要なのは、「その先」。

 片づけたその先にやりたい夢があるかどうか?が大切。この空間は何のために作ったのか?何をするのが目的か?その視点が欠けているとまたすぐに物で埋まってしまう。友人を招いて優雅にお茶をするなら、カップやソーサーをすぐに出せるようにする。静かに本を読みたいのなら、本棚や本を整理する。目的がない場合、リバウンドします。(引用終わり)

 片づけた「その先に」何があるか?これは私に今までなかった視点でした。でも正直、私が片づけたいリビングのその先に目的は何もないんだなあ。

 人をお招きする空間は既にあるのです。このあたりでは「茶の間」と言われる田舎の農家のお座敷。うちもそうですが通常は玄関を入ってすぐのところにあります。茶の間には茶箪笥と座卓しかありません。掃除も楽です。だからリビングを片づける「目的」がないからすぐに元に戻ってリバウンドするんだなあ。

 今はリバウンドする場所がわかっているので定期的に見直して整理するようにしているのですが、性分なのか雑然としててもかなり平気なのが我ながら悲しいです他人に見られる!と思うと、とたんに審美眼が厳しくなるのに。

過去記事ですが、収納が苦手な人のための片づけ術
https://nanten505.seesaa.net/article/201711article_6.html

シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識 (朝日新書) - 古堅 純子
シニアのための なぜかワクワクする片づけの新常識 (朝日新書) - 古堅 純子



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2020年09月24日

ネット学習のデメリット

 新潟市の小中学校のIT化、一人一台のiPadとインターネット環境の整備の計画が発表されています。インターネット学習の良い面だけが強調されがちですが、デメリットも親は理解していなくてはいけないと思っています。

 8月に放映されたルポルタージュ、NHK BS1スペシャル「コロナ危機 未来の選択」(ナオミ・クライン)を見ました。

 ショックドクトリンとは、2007年にカナダのナオミ・クライン(ジャーナリスト)が書いたベストセラーThe Shock Doctrineにある概念で、 「惨事便乗型資本主義」、「災害資本主義」、「火事場泥棒資本主義」 と呼ばれるものです。

 戦争や災害などで人々がショックで呆然としている間に企業が過激なまでの市場原理主義を導入し、民主主義の手続きをはぶき、徹底して利益追求を行います。表れ方は様々です。過去の例としてアメリカの 9.11 テロとイラク戦争,ハリケーン・カトリーナ、またスマトラ沖地震などをあげる専門家もいます。

 番組内に出演したNY在住のナオミ・クラインに8歳の息子さんがいらっしゃるので、NYのクオモ知事が進める教育と医療のリモート化を推進する委員会に危機感を持っていました。マイクロソフト、グーグル、ズームなどのIT企業が、ロックダウンの渦中に実験やデータ収集を行い、公教育への市場を作りあげて参入しようとしている。委員会のトップはグーグルのCEOで、企業に都合の良いように自治体を動かす。

 IT企業は今までも市場として教育に興味を示していましたが、一方でリモート教育に対する大きな批判もありました。それをコロナを口実に一気に拡大しようとしている。

 教育格差の拡大を懸念した声がありました。裕福な人はリアルで優秀なよい教師から私立の学校で学べるが、貧しい人は安価なリモート授業のみになってしまう。日本でもコロナ前から教育格差はありましたが、私立と公立の学校、塾と棲み分けされていた感があるのですが、更に格差が複雑になるのではないかと私も危惧しています。

 また、番組内で取り上げられていましたが、グーグルは2020年2月に、親の同意を得ずに子供たちの個人データ(位置情報やパスワード、検索履歴、連絡先など)を不正収集していたとニューメキシコ州から訴えられています。アメリカの中の国内企業とは言え、セキュリティの不安もデメリットとしてあるでしょう。

 私はインターネット教育を全て否定しているわけではありません。うちの高校生も塾で様々な科目の先生の講義の動画を見ています。自宅でも動画学習は可能です。要は対人とのバランスに配慮してもらいたい。外に連れ出し、自然体験教育にも時間を割いてほしい。親の一人として願うのです。


過去記事ですが、子どもの学力を向上させ才能を伸ばす7つの方法
https://nanten505.seesaa.net/article/202006article_1.html



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