2020年01月04日

ほどほどのストレスは脳トレ

 最近読んだ認知症関連の本の三冊が同じようなことを言っていて、これが医学の常識になりつつあるんだなあと思いました。三冊の要点をかいつまんでみますね。

ど忘れ 築山 節
 脳は環境に適応して働くが、 脳は容易に環境に依存してしまう。悪い環境にいれば悪くなる、よい環境にいればどんどんよくなる。脳に良い環境というのは刺激が多く脳が使われる機会の多い環境。楽で心地よいという環境ではない。だから経済的に辛い時、何かトラブルが起きて悩むとき、これは脳が鍛えられているんだ、と思って頑張ろう。

48歳からのボケチェック 中里喜明

 ストレスの原因要素は精神的緊張、不安、恐怖、興奮など社会的なものだけでなく、寒暑、騒音、化学物質など化学物理的なもの、飢餓、感染、過労、睡眠不足など生物学的なものがある。
 ストレスは外部刺激により心身の機能を変化させる適応力を進化させる。脳の発達や維持から見れば、ストレスがない環境というのは決して幸せではない。

物忘れは改善できる 田澤俊明・成瀬宇平

 ストレスのまったくない生活は脳の老化に一直線ということ。怠惰な暮らし方をしていたら脳は働かなくなる。脳を活性化させるためには適度なストレスを受けることが必要。それは生活のワクワク感、達成感につながる。

 三冊の本とも言葉は違えど、ストレスが完全な悪玉ではなく、人間の脳を鍛えている側面があるということを言っています。しかしストレスも度を越せば心身に不調を与えるし、下手をしたら命を縮める。ほどほどのストレスは脳トレだと思って健闘するようにしましょう、ということですね。


図解でとてもわかりやすい「認知症にならない、進ませない」 大友英一著
https://nanten505.seesaa.net/article/201611article_2.html


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ラベル: 健康
posted by ひろん at 13:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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