2017年10月25日

ライフ・シフト 100歳が当たり前の長寿化の時代が来る

 20代で就職し、60代が引退という従来モデルが通用しなくなる。それぞれ各自での人生の再設計が必要になる。どのように生き方、働き方を変えるべきか? この本は私のこれからの人生を変える本になるかもしれません。 それだけの衝撃はありました。 アラフィフの自分の寿命は、何の根拠もないけど、70代から80代くらいだろうと漠然と思っていました。90代、それ以上生きる可能性がある。プラス20年以上の衝撃。学び直しとスキルの再取得に投資する必要がある。 私の息子も当然100歳以上生きる可能性がある。

 筆者は30歳未満の人はすぐに給料の高い職につこうとばかり考えないで、キャリアの選択肢をよく検討し、世界について学び、労働市場の未来をよく理解せよ。と言います。中学生の息子の20代の過ごし方を、私の常識で測ってはいけない。 でも女性の生物学上の出産適齢期は20代というのは変わらないでしょうし、男性だって30代前半までに結婚ができる人とそうでない人がいる。パートナー選びはとても難しいですね。 精神的成熟と体力のピークがどんどん離れていく、人間という種のアンバランスさを感じます。 

 お金に換算できない価値、この本では無形資産、変身資産と書かれていますが。多様性に富んだ人脈や知識、肉体的、精神的な健康といった無形資産は、金融資産と同様に重要、というメッセージが込められています。これは、子どもにきちんと伝えなくてはいけない。 人とのネットワークの重要性に気づかないで大人になってしまうことは避けなくてはいけない。

 この本は日本の状況に合わせて書かれている訳ではない。訳文は読みづらく、文章は繰り返しが多い。後半は現状分析が続くのでやたら文章量が多い増長な本だという印象は持ちましたが、それでも働き方、学び方、結婚、子育て、人生の全てに関わる基本的な考え方、価値観は英国とそうそう変わりません。この本は生き方、働き方の価値観の再確認と先進国の現状について語られているので、具体的に何をしたらいい? の回答はありません。 それぞれ各自が考え、試行錯誤するしかないのです。



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ラベル: 子育て
posted by ひろん at 13:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 自己啓発 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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