運動神経に限りませんが、大人の神経の状態を100%とすると、5歳くらいまでに80%は出来てしまうらしい。 この時期にいったん回路が出来ると、機能は長持ちする。 小さい時自電車に乗れるようになれば、ブランクがあっても脳と体が覚えているので、またすぐに乗れるようになるのはそういうことです。
だから、一歳くらいから五歳くらいまで、小学校入学前に体を動かすことってとっても大事。 公園遊び、鬼ごっこ、大人とのお相撲、お馬さんなど、お金をかけないフツーの遊びが運動神経を育てる素晴らしいアイテムだそう。 危険じゃなければ、大人がいなくても昔の子どもたちのように、野っぱらで遊びまくるのもとても良いらしいのですが、 今時都会でも田舎でもかなり難しい。 親が意識しないと今の子どもたちはすぐに運動不足になってしまう環境なのです。
筆者は、スポーツ科学をベースにした運動プログラムを教えてくれる、お教室 ”リトル アスリートクラブ”の代表トレーナー。 教室で実際使われている運動も8つほど紹介されています。 でも、この本は教室の宣伝ではなく、自宅でお母さんが子供と一緒に体を動かそう、というテーマで、本の隅々からスポーツが大好きな子供が増えてほしいという熱意と愛情を感じました。
習い事や親などの指導者がつくスポーツは、一種目だけだと体の動きが偏るらしい。 うちの子がやっている野球も、ベースをスタート地点にして全部半時計回りの動きですし。 親やプロが指導するもの、育つ力を信じて自主的に遊ばせるものと両方あるのが理想的なんだそうです。
私自身はスポーツはからきし駄目。 旦那は好きだし得意。 私の運動音痴が息子に遺伝すると困るので、子どもが小さいころからこの手の情報には敏感になっていました。 私の努力が実って息子は運動好きでほっとしています。 この本に書かれている内容は、ほとんど既知のお話なのですが、この本は漫画やイラストを使い解りやすくまとめてあります。 赤ちゃん、幼児をお持ちのお母さんにお勧めの本です。

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ラベル:子育て